ユニットバス入れ替えリフォーム
今回は、古いユニットバスを新しい浴室へ入れ替えた現場の様子をご紹介します。
ご依頼くださったお客様は、足が悪くなり、浴槽をまたぐ高さが負担になってきたとのことで、またぐ高さが低い物に替えて、より安全に入浴できる環境を整えたいという思いがありました。
本当は浴槽だけの交換をご希望でしたが、既存はユニットバスのため、一部分だけを差し替えることは難しく、必要最小限の範囲で本体ごと入れ替える形を選んでいただきました。

現場調査で分かった“想定外”の施工
今回は新規のお客様で、過去に何度かリフォームをされているお宅でした。
現場を確認したところ、浴室周りの2方向の壁が、既存ユニットバスに固定されている状態になっていました。
この方法は、短期間で使われる店舗ブースなどでは見かけることもありますが、長く暮らす住宅では基本的に避けるべきやり方です。
そのため、ユニットバスを解体すると、キッチンやトイレと接する壁がぐらつくことが容易に想像できました。
本来であれば隣接する壁も含めて新たに造作し直すのが理想です。
ただ、お客様からは“必要最低限で”というご相談があったため、同様にユニットバスと隣接する壁を、ボンドで固定してぐらつかないようにすることになりました。
1日目:解体と配管・配線の調整
まずは既存ユニットバスの解体です。

上の画像は隣接する壁の状態です。

解体して、配管、配線工事を行いました。

2日目:ユニットバスの組立
2日目は、いよいよ新しいユニットバスの組立です。
背面の壁の接着があったので、余分に時間がかかり、蛇口等の取り付け部品は翌日に持ち越しです。

3日目:水栓・鏡などの設置と仕上げ
最終日は、水栓金具や鏡の取り付け、配管接続、配線、換気ダクトの接続などの細かな仕上げです。

また、浴室ドアの枠も新しく設置し、周辺の補修を行って見た目を整えました。

狭い浴室での作業、またぎの低い安いタイプのユニットバス、そして隣接壁の特殊な施工など、条件が重なった現場でしたが、職人たちの工夫と技術で、残業は行ったものの、予定通りの3日間で無事に完了しました!













