備蓄庫の棚造作 堺市中区
施設の倉庫において、災害時のために
ペットボトルの水を備蓄する倉庫が
混乱状態になっており、古いものと新しい物を
交換するのが大変になってきたようです。
細長い部屋で、ここは通路にもなる場所なので
真ん中は通路、両端の壁際に棚を
3箇所設置します。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/resize19566-rotated.jpg)
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/resize19796.jpg)
このペットボトル6本位入りの箱に合わせた形の
棚を造作して年数別備蓄すると、
古い物との交換が楽になり通路も確保できます。
既存の照明、スプリンクラー、火災報知器、
換気扇などの配置を考え、且つ最もたくさん
備蓄できるように考え、さらに、1箱12kgなので
一棚相当な重さ耐えなければならないので、
単なる棚製作ですが、設計に約8時間かかりました。
1日目
時間のある時に工場でこのような
棚柱パネルをあらかじめ作っておきました。
これを現場でまずは組み立てていきます。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction01.jpg)
工場で完全に組み立てておかなかったのは、
部屋の幅が床に近い所と天井に近い所では
違ったり、床が水平でなかったりすることが
往々にしてあるからです。
何もない状態の時であれば、あらかじめ
計測できましたが、前日まで倉庫の中は
山積みだったので、当日の詳細計測になりました。
案の定、床の水平が悪いので、
パッキンで不陸の調整をすることになりました。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction02.jpg)
左右幅いっぱいに造るので3スパンに分けて
左右を先に造り、最後に真ん中で接続しながら
作っていきます。
本日の作業はここまで。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction03.jpg)
2日目
背中に棚の背中にも補強材を取り付けます。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction04.jpg)
通路片側が完成しました。
中央上が空いているのは、スプリンクラーが
あるので、もしもの時に邪魔をしないためです。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction05.jpg)
対面側の片側も同様に造作していきます。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction06.jpg)
本日の作業終了です。
3日目
対面側には入口があるため、
端から端まで棚が作れないので、
思ったよりも揺れが大きいので
背板補強を大きく入れ直しました。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction07.jpg)
棚と棚を繋いで補強しています。
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction08.jpg)
向かい合う棚と棚をつないで、地震時も
転倒しないように補強して完成です!
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction09.jpg)
![](https://www.sam-inc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/10/shelf_construction10.jpg)