雨漏りあり!ベランダ防水工事 富田林市
雨漏りもあり、ベランダ床の防水機能が経年劣化しているので、防水工事を行います。
弊社のお客様の雨漏れ修理のご依頼の内、7割以上がこのベランダ防水の劣化です。
意外と皆様メンテナンスを10年に一度しなければならないことをご存じないようです。
昔はビルの屋上の防水と同様に住宅でもアスファルト防水を行い、その上に保護モルタルを塗っていて、紫外線劣化が無いので長持ちしました。
しかし、アスファルト防水は高額で、安価なFRP防水やウレタン塗膜防水に変わり、メンテナンスを10年に一度しなければ雨漏れが起こるようになりました。
アスファルト防水をやっていいた時代の築年数が古いお住まいも保護モルタルの下で劣化が進み、雨漏りの依頼も多くなっておりますので、ベランダの床のメンテナンスは外壁塗装よりも早く行う箇所になります。
工事前の様子
土間に苔がつき、ウレタン塗膜が剥離し始めています。
手摺取付部分コンクリートの平面部分は、塗料が塗ってあり、激しくめくれている箇所もあります。
ここは雨水をまともに受けるので、塗料ではなく防水を塗る方が雨漏りの可能性が減るので、弊社は防水を塗るようにしております。
排水口も苔が付着してます。
苔が付着すると、水分が常に塗膜にあたっているので劣化が早くなります。
工事開始
まずは、ベランダ屋根の柱を取り外し、仮柱を設置します。
なぜなら、防水部分に接触しているのできっちり防水作業が出来ないからです。
このように防水層部分に柱が接触していると、きっちり防水層を形成することが難しくなるので、仮柱できっちり防水を行います。
防水をする部分に接触することなく、仮柱を設置いたしました。
土間コンクリートの目地、排水部分が特に悪い状態です。
まずは、浮いている下地をめくっていくケレン作業を行います。
ケレン作業完了です。
先ほど撤去した目地部分にコーキングを打ちます。
防水槽を放置しておくと下地も荒れてきてガタガタになります。
そうすると吐出した部分は防水層が薄くなりがちで均一の厚さに塗れなくなります。
そうすると、せっかく施した防水が早い段階で寿命が来ます。
それを解消するために、土間には絶縁シートを張り、土間の円滑化、水分の押上を防止します。
次に、立ち上がり部分にクラックがあったのでコーキング補修を行いました。
大雨の時は跳ねあがって、ここから雨漏れしていたことが予想されます。
次に、よく雨漏れをする排水口の上をカバーする改修ドレンを設置いたしました。合計4か所あります。
続いて、絶縁シートと壁立上りの境目、溝部分にメッシュシートを貼っていきます。
メッシュシートを貼ることで防水塗膜を分厚く塗ることができ、簡単に切れにくくします。
そして、シートがある床部分とシートが無い壁部分との接着も良くします。
北側ベランダの金属手すり下の平らなコンクリート部分、南側のベランダのコンクリート手すり部分も同様に、メッシュシートで防水層を分厚くします。
サッシ下と壁との境目にコーキングでシールします。
メッシュシート、コーキング、下地材を塗ったら次は主材です。
まずは端から塗ります。
端が終わったら、絶縁シート部の真ん中部分を塗ります。
手摺部分も塗りました。
乾くまで養生です。 完全に乾きましたら、仕上げの防水を塗ります。
排水部分も仕上げます。
真ん中部分も仕上げます。
手摺部分も仕上げて完成です。
また、乾くまで養生します。
室外機を戻し、ベランダ屋根の柱を元に戻す作業を行います。
柱はもともとこのような形でした。
防水層に接触しており、防水層にネジを打ち込んでいました。
防水してすぐは良いのですが、年数がたつと防水層が悪くなり、メンテナンスもしにくくなります。
防水層に接触しないように柱を加工して取付方法も変えました。これで安心です。
工事完了
全ての工事が完了しました。