介護保険を使っての室内の
手摺取り付け工事は
工事時間よりも書類作成、
打ち合わせ、申請手続き作業の方が
はるかに時間がかかります
流れはこのようになります
① お客様のお住まいにお客様、
ケアマネージャーさん、建築会社、
介護サービスを行う会社
それにお客様がご高齢の場合が多いので
お客様のご家族様の5人が同時に集まり
ご要望を聞き、生活状況や身体状況を確認し、
現場調査を行い、工事前の写真を撮る
一斉に集まることが出来ない場合は
図面を私が先に作成してあるいは、
ケアマネージャーさんがご要望を
確認して、後日打ち合わせの場合も
あります
この時に、あらかじめ申請書類に
必要事項をご記入いただくと
スムーズに進むのですが、
するなしないか決定していない
場合は、見積もり提出時に
ご記入いただく
② 見積もりを作り、打ち合わせを
行い、色や形を確認して内容を
決定する
③ 工事会社が
図面作成、
工事前画像貼り付け説明記入、
使用材料のカタログの印刷、
申請書類2~4枚記入
④ 工事会社が
ケアマネージャーさんに理由書を
頂きに参る
⑤ 工事会社が役所に事前申請を行う
⑥ 着工許可が郵送でくれば材料発注、
工事日決定
⑦ 現場工事、完了写真撮り、
お金をいただき仮領収書を発行
⑧ 完了写真と完了申請書類、
本領収書の提出
⑨ お客様に仮領収証と本領収証を
交換しに参る
⑩ お客様に申請書類の受領確認書と
入金予定日が明記された書類が届く
⑪ 数週間後、お客様へ自治体より
入金がある
このような流れになります
介護保険を使用して手摺工事を行うと
③④⑤⑧⑨の普通はない作業が発生し
さらに、見積もりも決まった形で細かく
記入する必要があります
結果、通常の10倍ぐらいの事務的な
作業時間が発生します
だから、介護保険を使用する場合は
値引きが難しくなるのが現状で、
自治体がお金を出すからお客様の
ご負担は多くないのですが
簡素化していただければいいのになぁ
といつも思います
しかし、数年前から申請書類が役所の
ホームページからダウンロードできる
ようになったのは非常にありがたかったです