リフォーム補助金最高額217万円!大規模リフォームから、窓、エコキュート、キッチン、お風呂、トイレなど小規模リフォームでも!

キッチンやお風呂、トイレの入れ替え。
エコキュートや給湯器の交換、窓のリフォーム。
こうした小規模なリフォームから大規模なリフォームまで、条件を満たせばもらいやすい補助金のご案内です。
ただし、リフォームであれば必ず補助金が出るわけではありません。
工事の内容や住まいの状態によっては、対象にならないケースもあります。
補助金の仕組みをあまり知らないでリフォームを進めてしまうと、
「補助金対象リフォームに該当しているのに補助金を逃してしまった」
「あとひと工夫で25,000円増えた補助金を逃した」
というようなことが起こります。
そうならないためには、国が税金を使って補助金の予算組をした理由を理解しておくと、出るか出ないかの違いがわかりやすくなります。
補助金の仕組みを隅々まで熟知する必要はありませんが、
・どのようなリフォームなら補助金がもらえるか
・補助金をもらうための条件は?
・どのような数値を満たす機器なら補助金がもらえるか
・私のなら限度額はいくら補助金がもらえるか
・いつからいつまでにリフォームをしなければもらえないのか
などを理解してリフォームを計画すると、補助金を最大限活用できると思います。
小さなリフォームから大規模リフォームまで補助金がもらえる、
国土交通省、環境省、経済産業省、3省合同の「住宅省エネ2026キャンペーン」
どんなリフォームが対象なのか、ポイントを整理していきます。
1:2026年も続行決定!省エネキャンペーン補助金を利用する前に知っておきたいこと
下記のような場合は補助金の対象外になります。
・窓、玄関ドアは、断熱性能が低いものを選択
・エコキュートは一定の省エネ基準を満たしていない機器
・ユニットバスの浴槽のフタは昔の物を再利用
・平成11年(1999年)の断熱性能基準を満たしてる、ある程度断熱性の高いお住まい
・断熱材は、断熱性能基準をクリアした材料でも規定の面積を超えていない
・蛇口は、節湯基準を満たしていない
・コンロは、自動調理機能がついていない
・エアコンは空気清浄機能がついていない
・補助金合計額が5万円に満たない
・工事が始まってから、補助金を申請しようと用意を始めた
など、注意しないと補助金がもらえる可能性があるにもかかわらず、補助金がもらえない場合があります。
これらを理解するにはまず、国が税金を使い補助金を出す背景を理解しましょう。
電気代やガス代の請求額が以前より高くなり、「使い方は変えていないのに、なぜこんなに上がるのだろう」と感じている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、エネルギー価格の上昇という外的な要因はあります。
ただ、それだけでは説明しきれないのが、住まいの中で起きている現象です。
日本は、欧米やお隣の韓国、中国と比較しても、住宅の省エネ性能基準が低い国です。
2025年の4月にやっと日本で初めて ”断熱性能4” を満たさないと新築を建てることができないという断熱性能の強制的な基準ができました。
それまでは推奨でしたので、断熱基準を満たしていなくても住宅を建てられたのが、必須事項になったのです。
しかし、この ”断熱性能4” も他国では法令違反な国もあるぐらい、まだまだ低いレベルなので、2030年に再度基準が引き上げられ、2050年まで順次基準を上げていく予定のようです。
したがって、建築されてから数年経過した、これからリフォームしようという住宅では、省エネ性能が現在の基準に比べて低いケースがほとんどです。
暖房で温めた空気や、冷房で冷やした空気が、窓や壁、天井、床などから外へ逃げやすいお住まいです。
したがって、適温で快適に過ごすには、何らかの空調機器を長時間稼働しますので、光熱費がかさみやすくなります。
このように、断熱性能が低いお住まいは、家計の負担になるだけでなく、空調機器の稼働時間が長いため、CO2(二酸化炭素)の排出量が多くなります。
そこで、国としては住宅から地球温暖化対策であるCO2の排出を減らすことが主な目的で補助金やその他の支援策を行う方向に進んでいるのです。
住宅分野から排出されるCO2を減らすためには、エネルギーを無駄に使わない住まいづくりが欠かせません。
そのため、「住宅の燃費を良くすること」を強く後押ししています。
断熱性能を高める工事や、効率の良い最新設備への交換に手厚い補助が出る仕組みになっているのは、この考え方が背景にあります。
これにプラスして、
・少子化対策として、家事を軽減できる設備機器の入れ替えやキッチンの間取り変更リフォーム
・高齢化対策として、バリアフリーリフォーム
も対象になっております。
このような、国の目的があるため、リフォーム内容そのものは制度の対象であっても、対象機器でなかったり、断熱性能が対象外であったり、規模が小さすぎ効果が低かったりと、補助金を受け取れないケースがあるということです。

2:省エネ補助金の主な対象工事と補助額の目安
「具体的にどのようなリフォームでいくら戻ってくるのか」は一番気になるところです。
補助金率が大きいのは「窓」と「給湯設備のエコキュート」
窓のリフォームは、住まいの断熱性を高めるのに一番の早道、給湯設備は住まいで使用するエネルギーの中で一番大きい機器だからです。
窓リフォームは、内窓の設置や窓や玄関ドアの交換が対象です。
断熱性が高いガラスに交換することも対象ですが、補助金が低い割には金額が高い、効果が内窓や窓交換より減少するので、過去、やむを得ない場合以外は行う人は少数です。
補助金額は、性能やサイズにより変動し、窓1箇所あたり数万円、家全体でまとめれば最大100万円という非常に手厚い補助が出ます。
内窓の場合でうまくサイズが合えば、リフォーム代金の約半分近くをカバーできるケースも過去にはありました。
エコキュートは、省エネ基準を満たしたもので7万円、さらに省エネ率の高い機器では10万円が補助されます。
それと、古い電気温水器からの交換なら、撤去費用として+2万円といった加算もあります。
その他給湯設備のガス給湯器(エコジョーズ)、ハイブリット給湯器なども補助金の対象になっております。
主な補助の金額は?
合計補助額が50,000円未満の場合は申請できないため、単体の工事ではなく、複数の工事を組み合わせて補助額を積み上げることになります。
代表的なリフォームの補助額の目安を整理しました。
※窓リノベ以外の補助額は、金額未発表のため2025年度実績をもとにした目安です。前後する可能性があります。
※各制度の上限額は、2026年度の予定に基づいています。
①お住まいの断熱性を高めて、空調設備の使用量を減らせるリフォーム
断熱窓リフォーム
・内窓設置
1箇所 22,000円~152,000円
・外窓交換
1箇所 29,000円~239,000円
・ガラスだけ複層ガラスに交換
1枚 5,000円~78,000円
・玄関ドア交換 43,000円~66,000円
※窓の大きさや断熱性能により金額が変動します。
床壁天井の断熱性能アップのリフォーム
床壁天井(屋根)の断熱
・床 52,000~105,000円
・壁 84,000~169,000円
・天井(屋根)30,000~60,000円
※断熱面積により価格は変わります
※1戸あたりの補助額
条件を満たした床壁天井全部行えば最高額 334,000円
(昨年実績目安、2026年度正式金額未発表のため変動の可能性あり)
②住宅の省エネ設備機器で、水道光熱費を下げられる機器に入れ替えるリフォーム
(昨年実績目安、2026年度正式金額未発表のため変動の可能性あり)
・お風呂リフォームで高断熱浴槽選択 32,000円
・ガス給湯器(エコジョーズ) 30,000円
・エコキュート 70,000~120,000円
・蓄電池 64,000円
・太陽熱利用温水システム 30,000円
・風呂、キッチン、洗面リフォームで節湯水栓選択 単品交換可 6,000円
・節水型トイレ
掃除しやすい機能 23,000円
掃除機能なし 21,000円
・室内換気扇(2026年より新たに追加) 金額未発表
エアコンの設置補助
空気清浄機能・換気機能付きエアコン
・2.2kW以下 20,000円~
・2.2kW~3.6kW未満 24,000円~
・3.6kW以上 27,000円~
※1台当たりの補助額
高機能省エネエアコン(2026年より新たに追加)
金額未発表
③家事を軽減できるリフォーム
(昨年実績目安、2026年度正式金額未発表のため変動の可能性あり)
・キッチンリフォームでビルトイン食洗機 25,000円
・キッチンリフォームで掃除しやすいレンジフード 13,000円
・キッチンリフォームで自動調理対応コンロ 15,000円
・システムキッチン対面型にリフォーム 91,000円
・お風呂リフォームで浴室乾燥機 23,000円
・宅配ボックス 11,000円
※キッチン・浴室リフォーム等でなくとも単体交換でも補助金は受けられます。
④バリアフリーリフォーム
(昨年実績目安、2026年度正式金額未発表のため変動の可能性あり)
・手すりの設置 6,000円
・段差解消 7,000円
・ドア幅や通路幅の拡張 28,000円
・衝撃緩和畳の設置(4.5畳以上) 21,000円
各箇所の上限金額は?
・窓・玄関ドアのリフォーム 100万円
・エコキュート取り換え・新設 17万円
エコキュート、ハイブリット給湯器、燃料電池設置
※機器の省エネ性能、既存の給湯設備など、条件により異なる
・その他のリフォームでの省エネ改修等 40万~100万円
エコ住宅設備、家事軽減、バリアフリーリフォーム
※既存の住まいの省エネ性能とどこまで省エネ性能を上げるかなどにより上限変動
・合計147万~217万円
上手く組み合わせることがポイント
補助金がもらえる条件は
2025年11月28日以降に工事を始めたものが対象です。
2026年12月末までに完了および申請も完了したもののみ補助金対象です。
申請期間中でも補助金がなくなり次第終了します。
合計補助額が50,000円未満の場合は申請できません。
エコ住宅設備、家事軽減、バリアフリー、リフォームだけは単独は補助金がもらえません。
お住まいの断熱性を高める窓または床壁天井の断熱リフォームとエコ住宅設備を1つでも設置すること条件になります。
しかし、
窓だけのリフォームは補助金がもらえます。
エコキュート、ハイブリット給湯器、燃料電池設置だけでも補助金がもらえます。
小規模リフォームで昨年にもらえた事例
大規模の場合はあまり気にせずに条件をクリアするのですが、小規模の場合は注意しなければ条件をクリアできないので、実際に昨年補助金がもらえた補助金の事例を挙げてみます。
例えば、キッチンやお風呂のリフォームを検討中なら、以下の小さな項目を組み合わせることで、
補助金額を合計5万円以上(申請可能な最低ライン)まで引き上げていくのが賢いやり方です。
条件クリアした小規模リフォーム例
- お風呂リフォーム+浴室内窓設置
- お風呂リフォーム+居室の窓1か所以上に内窓設置
- 掃き出し窓1箇所に内窓設置
- キッチン腰窓交換、和室腰窓内窓設置など2か所の以上の内窓設置または窓交換
- エコキュートのみの取り換え
- キッチンのリフォーム、リビングの掃き出し窓1か所に内窓設置
- 天井断熱と蛇口2か所交換 など
など、上記で条件をクリアするので、工夫すれば、さらに補助金の「上乗せ」可能です。
大切なのは「工事前の写真」
注意点は、工事前に補助金を申請する項目を決めて、適切な撮り方をした「工事前の写真」が必要です。
解体してしまったら、後から「本当は対象だった」と分かっても、工事前の適切な方法で写真は撮れないので対象外になります。
以前からこの制度を継続して扱っていて慣れている施工業者であれば、どう撮るべきか熟知しています。
まずは相談して、撮り逃しがないように準備をしましょう。

3:後回しにするとリフォームの負担が増えやすい理由
リフォームを検討する際、「もう少し様子を見てから考えよう」と感じる方は少なくありません。
ただ、ここ数年の状況を見ると、先送りすることが必ずしも負担を減らす選択にはなりにくくなっています。
まず、設備機器や建材の価格は上昇傾向が続いています。
以前は年に1~3%の値上げが行われる程度でしたが、現在は物により年に2回、5〜10%の値上げが行われることも珍しくありません。
一度上がった価格が元に戻るケースはほぼなく、今後も同じ水準で推移すると考えられています。
したがって、値上がりを見据えて早めにリフォームを検討する人が、以前より増えています。
もう一つ見落としがちなのが、古い設備を使い続けることによる負担です。
光熱費がかかりやすい状態が続くだけでなく、故障した場合には急な出費が発生します。
特にエアコンについては、2027年に省エネ基準が見直される予定があり、性能の低い機種は製造できなくなる見込みです。
その結果、買い替えのタイミングによっては、選択肢が限られ、想定以上の費用がかかる可能性もあります。
4月以降に値上げを発表している機器もあることから、「もうそろそろ」と考えている人は、できるだけ早い方が出費が減る可能性が否めない状況だと思います。
補助金制度が続いている今であれば、来年リフォームを行った場合の値上げ分を、前倒しすることにより、補助金で賄えるのではないかと思います。
4:制度の詳細はこれから、でも準備は「今」から
2026年の省エネ補助金については、まだすべての詳細が発表されているわけではありません。
しかし、2025年11月末以降の契約や着工であれば、正式な募集開始を待たずに遡って申請ができる仕組みになっています。
「制度が固まってから」と待っている間に、先ほどお話しした年に2回ある資材の値上がりが進んで100万円のシステムキッチンが110万円に値上がりしてしまっては本末転倒です。
制度の有無だけでなく、費用やタイミングも含めて整理しておくことが、結果的に判断をしやすくします。
自分の住まいではどの工事が対象になりそうか、どの組み合わせなら補助金を活用できそうかを知っておくことは、無駄にはなりません。
補助金は、制度を知っているかどうかで差が出やすい仕組みです。
少しでも気になる点があれば、制度に慣れている相談先に確認してみてください。
これからの暮らしを無理なく整えていくための判断材料として、この記事の内容を役立ててもらえればと思います。
※制度の概要は、国の公式サイトでも確認できます。













