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リビングだけ・寝室だけの部分リフォームでもできる断熱性能アップと省エネリフォーム! | 大阪府堺市で住まいのリフォーム・耐震リフォーム|株式会社SAMです。

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リビングだけ・寝室だけの部分リフォームでもできる断熱性能アップと省エネリフォーム!

部分リフォームイメージ

リビングだけ、寝室だけ、あるいは2階だけといったように、家全体をリノベーションするのではなく、よく使う場所だけをきれいにリフォームを行いたいというニーズはたくさんあります。

それらどのお住まいもきれいにリフォームがされているのですが、よく考慮されてリフォームされたお住まいと、そうでないお住まいでは見た目ではわからない”省エネ性能の差”があります。

見た目はきれいになったのに、寒さや暑さは変わらない。
光熱費も思ったほど下がらない。

せっかくリフォームするのに非常にもったいなく感じます。

部分的なリフォームだからこそ予算的に可能である、お部屋の省エネ・快適性能アップ!

省エネ・快適性能アップも考慮したリフォーム計画が、リフォームした部屋での生活で快適さと暮らしやすさ、光熱費を大きく左右します。

1章.リフォーム後に「寒い」と感じる理由

キッチンのリフォームを行い、壁や天井が美しくなり、フローリングも新しくなり、照明も替えた。
リフォーム直後は気分もよく、「これで快適になる」と感じた。

ところが、真冬を迎えると、朝の冷え込みは以前と変わらず、暖房をつけても足元が冷たい。
真夏はエアコンがガンガン回りっぱなしで、エアコンを切ってお出かけし、いざ帰宅すると汗が流れるぐらい暑い部屋に戻っている。

過去に行ったリフォームのことをお客様に聞くと、感じ方や表現は様々ですが、こういった趣旨の話を漏らす方も多い。

原因は、工事の出来が悪いからではなく、住まいの断熱性能はリフォームしていないからです。
内装や設備は新しくなっても、家が外の寒さや暑さを受けやすい今までと同じ断熱状態のままだと、体感は大きく変わりません。

日本の多くの住宅の断熱性能は、先進国の中でも低い水準にあります。したがって、お隣の韓国や欧米の移住者や旅行者は、日本の住宅は「夏熱く、冬寒い」という感想をお持ちの方が多いようです。

2025年4月から、新築住宅では断熱等級がはじめて義務化されました。
これを聞いて、「これからは安心だ」と思われた方もおられるかもしれません。
しかし、この義務化された断熱等級4は、欧米諸国やお隣の韓国と比べると、かなり低い水準です。

したがって、2030年には断熱等級のさらなる法改正で引き上げが予定され、2050年に向けて基準は段階的に上がっていく予定です。
先進国として「今までの断熱性能では後れを取っている」という認識にようやくなったということです。
室内は冬は寒く、夏は暑いので、エアコンなどの器具だよりで快適にするという日本人の住まいに対する一般常識を変えていくという方向に舵を切ったということです。

これからリフォームを考えている既存住宅は少なくとも10年前の建物です。
したがって、断熱性能は低い物が大多数。
昭和や平成初期に建てられた住まいでは、断熱材がきっちり入っていない、もしくは性能が低い物を使用している。ということがほとんど。
世界基準で見ると、日本の多くの住宅は超低断熱の住宅と言わざるを得ない状態です。
外国人旅行者が日本の建物は寒い!暑い!というのもうなずけます。

ここで一つ、想像してみてください。
真冬に外出して5時間ほど家を空けたあと、帰宅したときの室温は何度くらいでしょうか。
私の住んでいる大阪でも、5度から10度前後まで下がっていることも珍しくありません。

一方、断熱性能の高い住宅では、同じ条件でも室温の低下は2度ほどで、18度前後を保つことも可能です。
暖房は使いますが、必要なエネルギーは少なく、室内環境は安定しています。

部分リフォームを考えるとき、多くの方は「老朽化し、汚れた部屋」に目が向きます。
それ自体は自然なことですが、そのタイミングで断熱を見直さずに工事を終えてしまうと、低断熱・高エネルギー消費の住まいに、この先も長く住み続けることになります。

リフォームは、一度行うと最低10年は簡単にはやり直さないのが普通です
床や壁、天井を解体し、下地を整えて仕上げまで終えると、次に大きく手を入れるのは20年後、あるいは一生このまま、ということも珍しくありません。

だからこそ、部分リフォームであっても、「断熱をどうするか」は避けて通れないテーマです。
見た目を整えるだけで終わるのか、これからの暮らしを快適に支える空間にするのか。
その分かれ目が、リフォームを考えている“今”にあります。

サーモグラフィ画像
画像:性能向上リノベの会より

2章.なぜ今の住まいは寒く、光熱費がかかるのか

住まいの寒さや暑さは、暖房器具の性能や使い方だけで決まるものではありません。

実際には、建物そのものが外の影響をどれだけ受けやすい断熱性能になっているかが、大きく関係しています。

部分リフォームを行ったあとに
「以前と体感があまり変わらない」
「思ったほど光熱費が下がらない」
という結果になりやすいのは、この構造的な部分が変わっていないケースが多いためです。

熱は、逃げやすいところから出入りする

住宅では、熱は必ず「逃げやすいところ」から外へ出ていきます。
冬であれば、せっかく暖めた空気が外気温の影響を受けて冷え込み、夏は外気温や直射日光の影響を受けて室内の温度が上昇します。

特に影響が大きいのが窓です。
住宅全体で見ると、冬はおよそ50%、夏はおよそ70%の熱の出入りが、窓を通して起こっています。
壁や床など内装をきれいにしても、窓の性能が低いままだと、室内環境は安定しません。

「暖房をつけているのに、窓の近くが寒い」
「冷暖房を止めると、すぐに室温が変わる」
こうした感覚は、窓付近からまず発生します。

窓からの熱の出入り

断熱材を入れるだけでは不十分な理由

断熱工事と聞くと、「壁や天井に断熱材を入れること」を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、断熱材は重要です。
ただし、断熱材を入れただけでは、十分な効果が出ないケースも多くあります。

理由は、空気の動きです。
床下から壁の中、壁の中から天井裏へと、住宅の内部には見えない空気の通り道があります。
この空気の流れを止めないままでは、せっかく入れた断熱材の性能が十分に発揮されにくくなります。

そこで重要になるのが「気流止め」と「気密」です。
空気の通り抜けを遮断し、小さな隙間をなくすことで、断熱材は本来の役割を果たします。

断熱工事は、
窓+断熱材+気流止め+気密
この4つをセットで考えることで、初めて効果が安定します。

断熱性能には「グレードの差」がある

もう一つ重要なのが、断熱性能のグレードです。
断熱性能は、数値で表されます。
使う材料によって、熱の伝わりやすさは大きく違います。

たとえば窓ひとつ取っても、
アルミ、アルミ樹脂複合、樹脂、木製と種類があり、ガラスも単板、複層、ガス入り、真空、三層など、性能に差があります。
どれを選ぶかによって、同じ部分リフォームでも、快適さや省エネ性には差が生まれます。

また、地域によって気候条件が異なるため、同じ断熱等級を目指す場合でも、寒冷地と温暖地で使う材料や工法は変わります。
大阪府の平野部の多くの地域では、断熱等級6を目指した場合と断熱等級4を目指した場合、材料費は上がりますが、工事費そのものは大きく変わりません。
そのため、材料の選び方を丁寧に計画しないと、リフォームをしたお部屋の省エネ性能に差が生じてしまうのです。

後回しにすると、負担は長く続きやすい

断熱を見直さないままLDKや寝室などの部分リフォームを終えると、その影響は短期間で終わるものではありません。

床や壁、天井を仕上げてしまうと、あとから追加工事で「断熱だけを行う」のは簡単ではないので、結果として、
・暖房費、冷房費がかかり続ける
・室温差が大きく、体への負担が増える
・快適さをあきらめる生活が続く
こうした状態が、次のリフォーム機会の10年後、20年後と続くことになります。

住まいの断熱性能は、目に見えにくいため、判断が後回しになりがちです。
しかし、日々の快適さと光熱費に与える影響は大きく、年月とともに確実に積み重なっていきます。

だからこそ、部分的なリフォームであっても、断熱の仕組みを理解したうえで計画を立てることが大切になります。

電気使用量の機器別割合グラフ

3章.部分リフォームこそ「ゾーン断熱」という選択

ここまで見てきたように、寒さや光熱費の差は、住まいの構造や性能によって生まれます。
では、それを改善するには、家全体を大がかりに直さなければならないのでしょうか。
実際の現場では、部分的なリフォームだからこそ効果が出やすい方法を選ぶケースも多くあります。
その一つが、使う場所を絞って性能を高める考え方です。

よく使う部屋から性能アップという選択

ゾーン断熱、あるいは部分断熱とは、住まい全体を一律に高断熱化するのではなく、
よく使う部屋、長く過ごす空間を中心に断熱性能を高めるという考え方です。

リビング、寝室、脱衣室など、滞在時間が長い部屋、寒さや暑さを非常に感じる部屋の環境が整うだけでも、暮らしの快適さは大きく変わります。

特に中高年以降の暮らしでは、「ヒートショック」「真夜中の熱中症」対策が重要になってきます。

部分リフォームを検討している方にとって、ゾーン断熱は現実的で、無理のない選択肢だと思います。

断熱工事で最初に考えるべきは「窓」

断熱を考えるうえで、優先度が高いのがです
先ほども触れましたが、冬で約5割、夏で約7割が窓から外気温の影響を受けて室温に影響を及ぼします。

壁や床が高断熱でも、窓の性能が低いままだと、室温は外気の影響を受けやすい状態が続くということです。
冷暖房で冷えた室温は、止めるとすぐに室温が上がる、という結果になりやすくなります。

窓には、アルミ、アルミ樹脂複合、樹脂、木製といった種類があり、
ガラスも単板、複層、ガス入り複層、真空複層、3枚ガラスなど、性能に幅があります。

どれを選ぶかは、
・目指す断熱性能
・地域の気候条件
によって変わりますので、どれが正解というものはありません。
「一番良いものを選ぶ」ではなく、「あなたの暮らしに合った性能を選ぶ」ことが大切です。

内窓設置
内窓設置

床・壁・天井の断熱は「空気の流れ」を止めてこそ意味がある

窓とあわせて重要なのが、床・壁・天井(屋根)の断熱です。
床・壁・天井(屋根)に断熱材を入れるリフォーム行っているのに、体感や効果に差が出ます。
断熱材の性能、施工方法、内部の空気の流れをどう止めるかがポイントになります。

床下から壁の中、壁から天井裏へと、住宅の内部には目に見えない空気の通り道があります。
この空気の動きを止めないままでは、断熱材の効果は十分に発揮されません。

通り道があると、真夏の暑い天井裏の空気や冬の冷たい空気が壁に降りてきます。
真冬の床下の冷たい空気が壁から天井に抜けていきます。

それを防ぐために、”気流止め”という空気の流れを止める作業を行います。

さらに、室内のあったたまった空気が外気の影響を受けないように、”気密”という作業も行います。
気密は、壁の中の結露を防ぎ、カビの発生を防ぐ役目も果たします。

この工程を丁寧に行うことで、初めて性能に応じた断熱材の本来の性能を発揮します。

現場では、
「断熱を行ったのに変わらない!」
「材料は良いものを使っているのに、体感が変わらない」
という声を聞くことがありますが、こうしたケースでは、施工計画に気流止めや気密処理が影響していることが少なくありません。

断熱工事は、
窓+断熱材+気流止め+気密
この4つを切り離さず、一体として考えることが大切になります。

断熱等級と材料選びが、将来の差になる

断熱にはグレードがあります。
断熱等級が上がるほど、外気温の影響を受けにくくなり、室内環境が安定しやすくなります。
結果として、冷暖房に使うエネルギー量も抑えやすくなります。

地域によって気候条件が異なるため、同じ断熱等級を目指す場合でも、使う材料や工法は変わります。
大阪府の平野部のような地域では、断熱等級6を目標にした場合でも、工事費そのものが大きく変わらないケースがあります。

その場合、仕上がりに差が出やすいのが、材料の選び方と工事の精度です。
目に見えない部分だからこそ、どの程度の性能を確保するかが、住み心地に影響しやすくなります。

補助金+光熱費削減 対 部分的な断熱でリフォーム費用削減 どちらが得か?
快適さのメリットは費用アップに見合うか?

既存住宅の省エネ性能を高めることは、地球温暖化対策の一環として国も力を入れています。
そのため、断熱を含む省エネリフォームでは、時期や施工範囲が合致すれば補助金が利用できる場合があります。

したがって、リフォームする際には断熱工事で補助金が使える場合の断熱等級や施工範囲を見積してもらい、差し引きの負担額を計算してもらうことをお勧めいたします。

ただ、条件が厳しい場合が多いので、反対に負担額が増える場合もあります。
したがって、補助金を使わない断熱リフォームと補助金を使った高断熱リフォームの負担額と快適さや省エネメリットを加味して比較検討するのがいいかと思います。

補助金によって初期費用を抑えつつ、暮らし始めてからは光熱費の負担が軽くなる。
こうした効果は、長く住み続けるほど、家計面で実感しやすくなります。

断熱工事は後から行うのが難しい!

断熱工事は、床や壁、天井を解体するタイミングでなければ手を入れにくい工事です。
一度仕上げてしまうと、あとから断熱だけを追加するのは簡単ではありません。

だからこそ、部分的なリフォームでも、計画する段階で、断熱性能をどこまで高めるか、冷暖房器具を今後もフル活用するか?
この視点を、最初から持っておくことが大切です。

リフォーム時が今後先20年間、30年間をどう過ごすか?
ということの覚悟を決めるタイミングです。

冷暖房器具頼りで、足元と頭部分の温度差に我慢。
光熱費が上がっても今まで通りの負担を覚悟するか。
昔の断熱性能の住まいで暮らし続けるのか。
リフォームを機に、快適で省エネな空間に変えるのか。

その判断は、リフォームが始まってしまってからでは遅すぎます。
キッチンやユニットバスの仕様を決めるのと同様、見積もりや打ち合わせの段階から行わなければなりません。

部屋のリフォームを検討する際は、断熱性能を高めた場合の提案についても、あわせて確認してみてください。

壁面に断熱材
壁面に断熱材

4章.これからのリフォームは断熱はどうするかも必須!

リビングだけ、寝室だけといった部分的なリフォームは、仮住まいに引っ越したりせずに短期間でリフォーム可能なので、これからの暮らしを整えるうえで現実的な選択です。

ただ、そのリフォーム工事を「見た目と利便性を整えるだけ」で終わらせてしまうか、
「暮らしやすさ、経済性まで高めるもの」にお住まいの性能向上をするかで、
これからの快適性が大きく変わります。

ここまでお伝えしてきた要点を、改めて整理してみます。

まず、部分リフォームでも住まいの性能は上げられるということです。
家全体を一度に高断熱化しなくても、よく使う部屋の環境を整えることで、日常の快適さは確実に向上します。
ゾーン断熱は、使う場所を絞って性能を高めるための考え方です。

次に断熱工事を行うなら、断熱性等級は何等級を目指すか。

それから、断熱工事は内容と精度が重要という点です。
窓、断熱材の断熱性の選択。断熱材の設置、気流止め、気密工事をセットで行うことで効果が最大限に発揮されます。

そして、リフォームのタイミングは限られているということです。
床や壁、天井を解体する機会は、そう何度もありません。
一度仕上げてしまうと、断熱を見直すのは難しくなります。
だからこそ、計画段階で性能面まで視野に入れることが大切です。

また、省エネリフォームには、条件によって補助金などの支援制度が使える場合もあります。
初期負担を抑えながら性能を高め、長期的には光熱費の負担を抑えられます。

これらのことから、今後部分リフォームを考える際には、
「この部屋を今後どのように使い続けるか」
「この住まいで、あと何年暮らす予定か」
といった視点で、一度整理し、
設備機器の選択や仕上げ材の選択と同じように
断熱性能をアップするのか、ということも追加検討してください。

したがって、見積もりを依頼するときは、内装や設備だけでなく、断熱性能を高めた場合の提案も必ず確認してみてはいかがでしょうか。
比較する材料があることで、納得した判断がしやすくなります。

20年後も、寒さや暑さを我慢する住まいで暮らしているか。
それとも、今のリフォームをきっかけに、快適さと省エネを両立した空間で過ごしているか。

その分かれ目は、リフォームを考えている「今」にあります。
住まいの性能にも目を向けながら、後悔のない選択をしていただければと思います。

断熱について、こちらのブログ記事も参考にしてみてください。
夏涼しく冬暖かい!省エネリフォームした家~住宅断熱性の差~

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