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和室を洋室にリフォームする5つポイント | 大阪府堺市で住まいのリフォーム・耐震リフォーム|株式会社SAMです。

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和室を洋室にリフォームする5つポイント

一口に和室を洋室にするといっても
やり方、気の使いかた一つで違ったものが
出来上がってきますので、きっちり聞かなければ
残念な結果になってしまいます

昔はこの工事は毎月のようにありましたが
近頃は少なくなりました

10年ぐらい前まで、和室がないと中古住宅の売買が難しいので
洋室を和室にもどす工事なんかも不動産屋さんから
依頼されることもありましたが、
近頃は新築でも和室がない家が多い

洋風の家具が合う畳の部屋が欲しいという
要望をかなえた洋室っぽい和室、畳は真四角のフチなし畳で
柱の見えていない壁にするいわゆるモダン和風という
お部屋の形態が定着したからかもしれません

又、家を買う世代の方々が子供のころ
畳で過ごすのではなく、
ソファーで過ごした人が多くなって
畳に執着する人が減ったのかもしれません


本題ですが、この和室を洋室に替える大きなポイントは床です

畳をフローリングに替える場合は畳の厚さ分床を上げて
フローリングを張れば一応は床は洋風になります

しかし、畳の部屋は畳が断熱材の役目も果たすので、
通常床下に断熱材が入っていないお住まいが多い
だから、断熱材を入れるための工事をしなければ
たまらなく寒いお部屋になってしまいます

その断熱材を入れる工事方法は2通りありまして

①畳をめくると板が出てきます
それにかさ上げ用の根太(サン)を
約30cm間隔で打つのですが
その間に根太の厚みより少し薄い断熱材を入れる工法

②畳下の板を撤去し、他の洋室と同じように断熱材を入れ
下地板を張ってそしてフローリングを張るという工法

床下の断熱方法は他にもありますが、リフォームで一般的に
良く行われているこのどちらかの方法でまずは
床を断熱するのが一つ目のポイントです

ちなみに、2階の床は断熱不要ですので
1つ目のポイントは無視してください


2つ目のポイントは床下のダメージや構造状況により
どこまで材料を交換するかです

床の構造はコンクリートを打っていない床下の場合、
地面の上に束石が約90~100cm間隔で碁盤目に設置してあり
その上に束(床下の柱)が立ち
さらにその上に大引きという約10cmぐらいの角材を
90~100cm間隔で渡します

そして、大引きに直角に約5cmの角材であるの根太を
約30cm間隔で渡してあります
(最近では根太の代わりに近頃は24mmの板を
張る方がおおくなっています)
そしてその上に約12mm厚の下地板が張ってあります

これらの材料は年数とともに木が痩せてしまったり、
床下の湿気や何度も踏まれて下地板が痛んだり
地面の部分的な沈下で高さがバラバラになり
隙間が出来たりして
不具合がある場合が少なくない

それなのに、床を解体せずに簡単に上張りしてしまうと
せっかく仕上がったのに床を踏むと音が鳴ったり
水平でなくなってきたり、いろいろな不具合がすぐに
出てくることがあります

2つめのポイントはしっかり点検をしてもらって
どこまで解体しなければならないかを
見極めてもらってアドバイスをいただくということです

3つ目のポイントはお客様もよく知っている
段差を可能な限りなくすいわゆるバリアフリーにする
ということです

入口や他の部屋に移る際に段差は極力ない方がいいですよね

床はこれらのことを点検し、お客さのご予算と
このお住まいにあとどれぐらい住まわれるかを
加味してアドバイスするのは工事会社ですので
きっちりと調査してくれる会社を選ぶのがいいかと思います

ちなみに私の判断方法は、
1.現在の床のレベル(傾き)の状況確認
2.床下にもぐるか仮解体して床下の状況と使用材料の確認
3.床板のダメージの状況確認

等を行います

4つ目のポイントは天井の高さです

住宅の普通の居室の天井の高さは2.3m~2.6mぐらいで
2.4mが一般的です
したがって、あまり高いのも困りますし
あまり低いのも圧迫感が出ます

少しでも安くするには、既存の天井を残して
既存の上に下地板を張るか
既存の天井の下に碁盤目に野縁という下地桟を
組み込み、下地板を張れば安く仕上がりますが
5cmぐらい天井が低くなったり、
天井が上張りした下地板の重みで下がってくる
場合もありますので注意が必要です

また、40年以上前のお住まいで2階の場合は、
断熱材が入っていない場合もあるので
これを機会に断熱材を入れると少しでも
真夏の暑さはましになります

4つ目のポイントの天井もきっちり点検と判断と説明を
してもらうのが大切です

最後の5つ目のポイントは壁です
やり方により部屋が約5~6cm狭くなります
関東まで5~6cm狭くなると狭くなった気がする場合があります
新しい家具を購入する際に先に確認しておく必要があります

しかし、柱を隠すための下地板は張る必要が絶対ありますので
最低でも2cmは狭くなります

これはお部屋の状況により異なりますので
ポイントは可能な限り狭くしないでほしいことを伝えることと
どれぐらい狭くなるか説明してもらうことです

これはお部屋の状況により異なり
ほとんど金額が変わらず2cm狭くでできる場合もあれば
2cmにとどめるにはすごい費用が加算される場合も
ありますので注意が必要です

以上のような点に注意して
洋室化の工事を計画してもらいましょう


追加ですが、現在じゅらくなどの土壁であり
しかも湿気が多くが日が生えやすい場合は洋室になると
壁紙になるので更なる対策が必要ですので
次回はこの辺のことを説明したいと思います

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