メニュー

窓・壁・天井の結露はどう防ぐ?原因とリフォームでできる対策 | 大阪府堺市で住まいのリフォーム・耐震リフォーム|株式会社SAMです。

〒587-0062 大阪府堺市美原区太井342-1

営業時間/ 8:00〜17:00 [ 日曜定休 ]

リフォーム工事には検査がありません。だからこそ、ていねいに相談できる会社を選んでください。

窓・壁・天井の結露はどう防ぐ?原因とリフォームでできる対策

冬になると、窓ガラスだけでなく壁や天井まで水滴がつくことがあります。

結露は見慣れた現象ですが、放置すると住まいに思わぬ影響を与えることもあります。

結露が起こる理由を知ることで、手軽な対策から住まいの性能を高める方法まで順を追って整理していきます。

窓まわりの結露

1.窓や壁・天井の結露が引き起こす問題

冬になると、朝起きたときに窓ガラスに水滴がついている光景を見かけることがあります。
窓の下に水がたまり、カーテンの裾が湿ってしまうことも珍しくありません。

まず感じるのは、日々の手間です。
窓の結露はそのままにしておくと水が窓枠や床に流れてしまうため、タオルで拭き取る必要が出てきます。
寒い朝に毎日水滴を拭く作業は、思った以上に負担になります。

結露が窓だけで収まっているうちはまだ分かりやすいのですが、状況によっては壁や天井にも湿気が広がることがあります。
特に外に面した壁の角や家具の裏側、窓まわりの壁紙などは湿気がたまりやすい場所です。

こうした状態が続くと、壁紙に黒い点のようなカビが出てくることがあります。
カビは見た目の問題だけでなく、部屋の空気環境にも影響を与えるため、気になる方も多いところです。
窓枠の木部やクロスの裏側が湿気を含み続けると、材料の劣化も早まります。

さらに注意が必要なのは、見える場所だけとは限らないという点です。
結露は室内の表面だけでなく、壁の中で起こることもあります。
壁の内部で長期間湿気が発生すると、断熱材や木材に影響が出ることがあります。

結露は「窓が濡れる現象」として軽く見られがちですが、住まいの環境や耐久性と関わる部分でもあります。
なぜ結露が起こるのか、その仕組みを知ることで、無理のない対策が見えてきます。

2.なぜ結露は起こるのか?原因と仕組みを理解する

結露は特別な現象ではなく、空気の性質によって自然に起こるものです。
仕組みを知ると、窓だけでなく壁や天井にも結露が起こる理由が見えてきます。

空気の中には、目に見えない水蒸気が含まれています。
暖かい空気ほど多くの水蒸気を含むことができ、逆に冷たい空気になると水蒸気を抱えきれなくなります。
抱えきれなくなった水分が水滴として現れるのが結露です。

冬の室内では、暖房によって室内の空気が暖かくなります。
一方で、窓ガラスや外に面した壁は外気の影響を受けて冷えています。
暖かく湿った空気が冷たい面に触れることで、空気中の水蒸気が水滴となって現れます。これが窓ガラスに水滴がつく理由です。

ただし、結露が起こる場所は窓だけとは限りません。
断熱性能が十分でない場合、外に面した壁や天井の表面温度も低くなります。
その結果、壁紙の表面や部屋の隅などに結露が現れることがあります。

さらに見落とされやすいのが、壁の内部で起こる結露です。
室内の暖かく湿った空気が壁の中に入り込み、そこで冷やされると水分が発生します。
これが「壁内結露」と呼ばれるものです。
外からは見えない場所で起こるため、気付かないまま湿気がたまり続けることがあります。

結露は「湿気」と「温度差」がそろうことで起こります。
室内の湿気が多いほど、また壁や窓の温度が低いほど発生しやすくなります。
つまり結露を減らすには、湿気の量と温度差の両方を考える必要があります。

こうした仕組みを踏まえると、対策の方向も見えてきます。
日常生活の工夫で湿気を減らす方法もあれば、窓や壁の断熱性能を高めて温度差を小さくする方法もあります。

3.結露を減らすための対策~手軽な方法から住まいの改善まで~

結露を減らすためには、原因となる「湿気」と「温度差」の両方に目を向けることが大切です。
どちらか一方だけではなく、住まいの状況に合わせて考えていくことで効果が見えてきます。

まず意識したいのが、室内の湿気をためすぎないことです。
長時間の煮炊き物のような水分が長く蒸発する調理や、入浴後浴室のドアを開放する、洗濯物の室内干し、室内で水槽で魚などの飼育や植物の水耕栽培など、日常生活の中では多くの水蒸気が発生しています。

湿気がこもりやすい部屋では、窓を少し開けて空気を入れ替える、換気扇を活用するなど、空気を動かすことが基本になります。
湿気が外に逃げるだけでも、結露の量が変わることがあります。

次に暖房器具です。
器具によって室内の湿度は大きく変わり、結露の発生に影響します。

結露しにくい順に、
・エアコン
・電気暖房(オイルヒーター・電気ストーブ等・電気式床暖房)
・温水暖房(温水式床暖房)
・FF式ストーブ(燃焼用の空気を屋外から取り入れ、排気も屋外へ出すダクトがついた密閉型ストーブ)
・ガスファンヒーター
・石油ファンヒーター
・石油ストーブ
となります。

特に開放式のガス・石油暖房は1リットルの灯油を燃焼させると、約1リットル分の水蒸気が室内に発生するため、結露の原因になります。
エアコンなど水蒸気が発生しない暖房の使用が重要です。

家具の置き方も影響します。
外に面した壁に大型の家具をぴったりと付けてしまうと、壁との間に空気の流れが生まれにくくなります。
その結果、壁の表面温度が下がり、湿気がたまりやすい環境になります。
少し隙間を確保するだけでも、湿気がこもりにくくなります。

窓まわりの工夫も効果が見込める部分です。
内窓を設けたり、断熱性能の高い窓に替えることで、窓ガラスの表面温度が下がりにくくなります。
室内の空気との温度差が小さくなるため、水滴がつきにくい状態に近づきます。
結露しやすいお住まいの窓は、1枚のガラスやアルミ枠のみで外気を遮断しているだけで、外気の影響を受けやすい場所なので、改善による変化が比較的分かりやすい部分でもあります。

さらに結露の発生を根本的に減らすには、部屋全体の断熱性能を高めるという考え方もあります。
壁や天井の断熱を見直すことで、外気の影響を受けにくくなり、室内側の表面温度が下がりにくくなります。
結果として温度差が小さくなり、結露が起こりにくい環境に近づきます。

結露対策というと窓の水滴を拭き取る作業に目が向きがちですが、住まいの環境全体と関わっています。
生活の中でできる工夫から始める方法もあれば、住まいの性能を見直す方法もあります。
状況に応じて段階的に考えることで、無理のない対策につながっていきます。

内窓の設置

4.結露対策リフォームで知っておきたいポイント

結露対策として断熱リフォームを検討する場合、単純に断熱材を入れれば解決するというものではありません。
断熱の効果は、材料だけでなく施工方法や設計の考え方によって大きく変わります。

まず大切になるのが、断熱の工法と断熱材の性能です。
断熱材にはさまざまな種類があり、性能や施工方法も異なります。適切な厚みや施工方法が確保されていないと、本来の断熱性能を十分に発揮できないことがあります。

さらに重要になるのが「気流止め」と「気密処理」です。

壁や天井の内部に空気の通り道があると、暖かい室内の空気が壁の中に流れ込みます。
そこで冷やされると、水分が発生しやすくなります。断熱材だけを入れても、空気の動きを止める処理が不十分だと、壁の中で結露が起こる可能性があります。

床下や天井裏の冷たい空気が上下に流れるのを防ぐための気流止めの処置を行わないと、壁内に冷気の侵入や暖気の流出が起こり、断熱性能の低下や壁内結露の発生を促します。

気流止め

こうした壁の内部で発生する結露を「壁内結露」と呼びます。
外から見えない場所で起こるため気付きにくいですが、長期間続くと断熱材の性能低下や、木材の劣化につながることがあります。
そのため断熱リフォームでは、壁の内部で湿気がどのように動くかまで考えることが欠かせません。

また、結露は冬だけの問題とは限りません。
夏場でも、条件によっては壁の内部で結露が発生することがあります。
特に断熱性能の高い住宅では、室内外の温度差や湿気の動きによって、夏型の壁内結露が起こる可能性もあります。

その対策として、近年の高断熱住宅では調湿気密シートなどを用いて、湿気の動きをコントロールする施工が行われることがあります。
湿気を完全に閉じ込めるのではなく、適切な方向に逃がすことが重要になります。

気密処理

断熱リフォームは、住まいの快適性を高めると同時に、施工の考え方が結果に大きく影響する工事でもあります。
見える部分だけでなく、壁の中の環境まで含めて考えることが、長く安心して住める住まいにつながっていきます。

5.結露対策は何から始める?住まいに合わせた進め方

結露対策は、いきなり大きな工事を考える必要はありません。
住まいの状況を見ながら、手軽な方法から順番に試していくことで状況が改善することもあります。

生活の中で湿気をためすぎない工夫

まず取り組みやすいのは、日常生活の中で湿気をためすぎない工夫です。

こまめな換気を行う、調理や入浴のあとに湿気を外へ逃がす、室内干しをする場合は除湿機や換気を併用する、暖房器具の使用方法を検討するなど、
空気の流れを意識するだけでも湿度の状態は変わります。

結露の量が多い場合でも、湿気の発生と滞留を減らすことで状況が落ち着くことがあります。

家具の配置を見直して空気の流れをつくる

家具の配置を見直すことも、結露対策のひとつです。
外壁に接する壁に大型の家具を密着させている場合、壁との間に空気の流れが生まれにくくなります。
その結果、壁の表面温度が下がりやすくなり、湿気がたまりやすい環境になります。

壁と家具の間に少し距離を取るだけでも空気が流れやすくなり、結露が起こりにくい状態に近づきます。

壁と家具の間に少し距離を取る

窓まわりの改善から考える

それでも結露が続く場合には、窓まわりの改善を検討する方法があります。
内窓の設置や断熱性能の高い窓への交換は、比較的取り組みやすい工事のひとつです。

窓の表面温度が下がりにくくなるため、結露の発生を抑える効果が期待できます。
体感的な寒さの軽減にもつながるため、住まいの快適性という面でも変化を感じやすい部分です。

部屋全体の断熱性能を見直す

結露が壁や天井にも広がっている場合には、部屋全体の断熱性能を見直す必要が出てくることがあります。
壁や天井の断熱改修を行うことで、室内側の表面温度が下がりにくくなり、結露が起こりにくい環境に近づきます。

このように結露対策には、生活の工夫から住まいの改修まで段階があります。
状況に応じて無理のない方法から進めていくことで、住まいへの負担や工事の規模を抑えながら改善を図ることができます。

6.部屋のリフォームでは住まいの性能も一緒に考える

部屋のリフォームというと、壁紙を新しくする、床を張り替えるといった「見た目」の改善に目が向きがちです。
もちろん内装が整うことで空間の印象は大きく変わりますが、同時に住まいの性能を見直す絶好の機会でもあります。

結露対策という視点で見ると、断熱性能の見直しは重要な要素の一つです。
壁や天井の断熱性能が高まることで、室内側の表面温度が下がりにくくなり、結露が起こりにくい環境に近づきます。
暖房の効き方にも影響するため、石油ストーブと床暖房がなければ寒すぎたお部屋でも、実際の畳数よりも小さいエアコンで十分室内を温めることも可能で、室内の温度環境が安定しやすくなるという面もあります。

これからのリフォームでは、見た目を整えることに加えて、住まいの性能をどう高めるかという視点が欠かせなくなっています。
断熱性能、耐震性能、防犯性、耐久性といった要素をバランスよく考えることで、住まいはより安心して長く使えるものになります。
結露対策も、その一つとして住まい全体の性能の中で捉えることが大切です。

より快適で、長く住み続けられる住まいについて、この機会に一度考えてみてはいかがでしょうか。

断熱リフォームについての記事はこちら
リビングだけ・寝室だけの部分リフォームでもできる断熱性能アップと省エネリフォーム!

お問い合わせ・ご相談は株式会社SAMへ